燐光が私を照らす。祭壇の光が脈打つ度に感覚は消え去り、私という存在は希薄になっていく。逃れようのない未来の檻。色褪せる世界の中、最後に視たのは鏡面に映った自分。白灰色に染まった私は、スケープゴートという贄へとその身を変えるのだろう・・・。
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