作:デュール
とある町・・・
とある家・・・・
その家には2人の姉妹がいた・・・
姉の名前はリリル
妹の名前はエール
二人はいつも仲が良かった。
だけど・・・・
暗い地下室、そこに二人がいた。
エールは、ぺたんと床に座り込み。
こわごわとした表情でリリルを見ていた。
反対にリリルは妹に接するように笑顔で立っていた。
エールは今にも泣き出しそうだった、リリルは一歩近づき
「エール・・・・何怖がっているの?お姉ちゃんが怖いの?」
エールは半ば泣き顔で
「来ないで!こんなの私のお姉ちゃんじゃない!」
リリルは嬉しそうに
「ふふっ・・・私お姉ちゃんだよ、どうしてそう拒むの?」
「来ないでよ・・・来ないでってば!!」
エールが叫んだそのときリリルの瞳が気になり始め
「それじゃあお仕置きしなくちゃね」
赤く輝く瞳を見ているエール、そのとき足が痺れたような感覚が襲い、感覚が全くなくなりました。
「あれ?・・・・なんだか・・・・」
エールはおそるおそる感覚の無い足を見ました。
「・・・・・うそぉ!!」
絶句する、エールの足が石になってしまい、身に着けていた靴や靴下がぼろぼろと砕けていきます。
「だからいったでしょ、『お仕置きしなくちゃ』ってね」
「嫌・・・・いやぁ・・・・」
ついに泣き出すエール、付け足したようにリリルが言う
「ちなみに私の瞳はその気になると生き物を石にすることができるんだ」
靴や靴下が石の欠片になった後、今度はスカートを襲っていきます。
「いやぁ・・・・スカートがぁ・・・・」
下半身がさらけ出して、エールの顔は赤くなった。
「は・・・恥ずかしいよぉぉ」
「別にいいじゃない、どうせ全身石像になるんだから」
ついに石化の侵食が服に達したとき、助けを求めるエール
「助けて・・・・助けて・・・お姉ちゃん・・・・」
「だめよエール・・・わがままの言いすぎよ」
「お姉ちゃん・・・・許して・・・お願い・・・・」
裸になっていることもかかわらず何度も謝るエール、しかしエールの体は確実に冷たい石像へとなっていく
「お願い・・・・許して・・・・お姉ちゃん・・・・」
首から下はもうほとんど服のない石像と化している。
むしろ服はもうぼろぼろの石ころになっている。
「お姉ちゃ・・・・ん・・・・ゆる・・・・し・・・・」
消え失せていく言葉、流していた涙も輝いていた瞳も
全て冷たい石へと化していった。
そしてエールの意識は途切れ、ひとつの少女の像ができた。
そしてリリルは石像になったエールを抱いて
「ふふっ・・・・あなたって本当にかわいい・・・・・
ずっと一緒にいられるのよエール・・・・
ふふ・・・・あははははは」
リリルは狂ったように笑い出した。
おわり
あとがき
こんばんは、デュールです。
え〜と、この小説はあるページの小説掲示板に投稿したものをアレンジしてみました。
もしあるページが分かっても、心の奥にしまって置いてください(何
ちなみに続きます、舞台は違いますが・・・
それでは!