石化能力者のお話18禁版 その2〜姉妹の結末 前編〜

作:デュール


ある町に4人の姉妹がいました
姉の名前がメイ
妹の名前がラル、リル、ルル
親はいません、たったの4人で暮らしています。

ある日のこと・・・

いつものように4人はお風呂に入ってきます。
ラルとリルは先に入ったのでもう寝ています。
「どうして・・・・おねえちゃん」
ルルは弱々しい子猫のようにおびえています。
その理由は彼女の体が石像になっているからです。
「うううぅぅぅ・・・・恥ずかしいよ〜」
彼女の服は石化によりボロボロになっています。
恥ずかしいのも当たり前です。
「怖いよ・・・・おねえちゃん」
助けを求めるルル、だけどメイはおびえているルルを見つめています。
「助け・・・て・・・お・・・ね・・・え・・・・」
涙を流していた瞳も灰色になり、ルルはぴくりとも動きませんでした。
「ごめんね・・・・あなたのためでもあるし、私のための・・・・」
悲しげに言ったメイは石になったルルをどこかに運びました。

次の朝・・・

元気良くラルとリルが2階から降りてきました。
「おねえちゃん、おはよ〜」
「おはよ〜〜」
二人は元気良くメイに声をかけました。
「おはよう」
メイも二人に声をかけた、彼女は今朝ごはんを作っている所だ。
一瞬二人が妙な違和感が沸いた。
「あれぇ、おねえちゃん、ルルがいないよ?」
「本当だ、どうしてかなぁ・・・」
二人は良く寝ていたので昨日の夜の出来事は全く聞こえてませんでした。
メイは笑顔で
「朝早く行ったよ、今日は遅くなるらしいって」
納得したように二人は
「わかったぁ〜」
「うん、わかった」
そして、三人は朝ごはんの後を片付けて
ラルは学校へ行った、メイとリルはお留守番。

お昼ぐらいになったときです。

突然メイがリルに迫ってきました。
リルはその突然に驚きました。
「おねえちゃん・・・・どうしたの」
「ごめんね・・・・」
メイはそう謝ると、指を鳴らしました。
突然リルの体が石像になっていきます。
「あれぇ??体が何も感じない・・・・」
リルもルルのように素っ裸の石像になっていきます。
「動けないよ〜、助けて!おねえちゃん」
叫ぶリル、メイは何も動じません。
「いやだ・・・・いやだ・・・・何も感じないよぉ〜」
次第に全身が石になっていくリル
メイは全く動じません。
「あうう・・・・もう・・・だ・・・・め・・・・」
ついにリルもルルと同じただの石像になりました。
「あと・・・・一人・・・・」
メイはそう言うと物言わぬ石像をどこかに運ぶ・・・

後編に続く


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