作:デュール
私達は店を後にして学校へと足を運びます・・・・って足じゃなくて翼使って跳んでいますけど・・・
『ルルティア、その学校って何』
『え?え〜とルシエラ女子学園小等部っていう小学校ですけど』
『ずいぶんと普通の学校なのね』
『それは外見だけですけどね』
まさかこの何気ない会話がすごいことになるとは誰も想像していません。
早速着きました、見た目は普通ですね・・・・って当たり前ですか。
『あっれ〜ルルティア久しぶり〜・・・・そこのハーピー誰?』
『あぁ紹介してなかったね、この子はハルカって言うの』
『へぇ〜・・・・・わたしはスズラナと言います』
『え・・・あ、はい』
私呆然としてました、なぜならスズラナさんと言う少女・・・・下半身がスライムです。
世の中はいろんなものがいますね・・・・
多分・・・・スズラナさん・・・・ルルティアと同じ趣味持ってたりしませんよね。
・・・・・多分そうじゃないですよね!そう!そういうことにしておきましょう(?)
『ねぇスズラナ、わたしの獲物見なかった?』
『うん、でも野郎が1人来たみたい、まさかあのバリアをすり抜けてくるとは・・・・・あの野郎只者じゃないわねぇ』
・・・・だから萩風さん(さん付け確定)のことを野郎呼ばわりしてはいけませんってば・・・・
あの子はまだ15歳の少年ですよ!
・・・何言ってるんでしょうか・・・・
と1人ボケツッコミしている間に奥から天使が来ました。
天使は天使でも堕天使ですが・・・・
その堕天使は少女二人を抱えています、1人は茶色の長髪ともう1人は緑のショートの少女です。
どちらも体操着を着ています、無理矢理着せたのでしょうか。
『もしかしてこの子達?』
『正解!』
『やった〜、でかしたリリスさん』
この堕天使がリリスさんと言うそうです。
『それじゃあ早速固めましょう』
『そうしましょそうしましょ』
さっさと学校の中へと行きました。
中は中でと固められた少女達が並んでいました。
理解したくはないですがこれが現実なんですね・・・・
といっているうちに部屋に着きました。
・・・・不幸にも残り全員も見つかってしまいました。
『あ・・・・』
しかも萩風さんまでいます。
『探す手間が省けたわね』
『野郎もいるけど』
『て・・・・・手を出さないでください』
萩風さんが必死に抵抗しています・・・・なんかくどくさん付けしていると少女と勘違いするので変更し、君付けにします。
それにしても萩風君・・・・本当にかわいそうです。
それに反してルルティアは
『どきなさい野郎』
・・・・だからまだ15歳の少年ですよ。
萩風君の足が震えています、まぁ無理はないでしょう
と突然ルルティアが萩風君に蹴りを入れました。
『ぁぅ・・・・・』
萩風君が頭をぶつけて気絶します。
『さて、邪魔な野郎は気絶しましたし、早速固めますか』
『はい・・・・どれにしましょうか・・・』
『あの・・・・』
『何?リリスさん』
『この二人はどうするんですか?』
『リリスさんの好きなように』
『はい・・・・』
リリスさんが部屋を出て行きました。
部屋にいるのは私とルルティアとスズラナさんと気絶した萩風君と三人の少女だけです。
『さて、ここに少女が三人います』
『最初は1人づつ固めましょう』
『そうですね』
・・・・勝手に話を進めていますこの二人・・・・人ではないですけど・・・
それより萩風君の妹は気絶している兄を起こそうとしています。
多分長い間は起きないと思いますよ、ルルティアの蹴りは強力ですから・・・
その後にルルティアに目を向けました。
ルルティアは赤いツインテールの少女に近づきます。
『どれに固まりたいですか・・・』
『嫌・・・・やめて・・・・やめてよぉ・・・・』
そしてルルティアの翼を羽ばたきました、すると少女の体は少しづつ白く変わっていきます。
多分蝋でしょう、その蝋が少女の体を包んでいきます。
『熱っ・・・・え・・・・・これ何・・・・何だか固くなっていく』
それにしてもルルティアはいつの間にそんな技を習得したのでしょうか・・・・
『あ・・・・・あぅ・・・・・』
そんな疑問を抱いているうちにツインテールの少女は完全に蝋人形に変わっていきました。
今度はスズラナさんに目を向けました。
スズラナさんは下半身部分のスライムで青いショートの少女を取り込み固めていきます。
『んんんんんん・・・・・・』
少女はもがき苦しみながらアクアマリンに変えていきます。
『ごぷ・・・・・』
少女は限界を超えて力尽き、アクアマリンへと変わっていきました。
気づけばまたリリスさんが部屋へ戻ってきました。
『もうおわりましたか』
『えぇ、リリスさんも早いのね』
『当たり前ですよ宝石化光線で一発ですし』
『とりあえずあと1人ね』
こわごわと見つめる1人の少女、萩風君を起こそうとした幼女です。
『お・・・お兄ちゃんだけ固めないでください・・・・』
『固めないよ、ただし貴方を固めるけど』
『え?』
突然幼女の足が金属になっていきます。
幼女は何が起こったのかもわからず固まっていきました。
『あれ・・・・あれ・・・・あ・・・・』
その後には幼女はぴくりとも動きませんでした。
『さて・・・・と、後どうするるんですか』
『あまり野郎系は固めたくないですけど仕方ないですね』
『でも外見男はいやだから女装なんてどうかな?』
『それいいかもしれないですね〜』
・・・・・今すごいこといいませんでした。
女装ですよ女装・・・・あぁかわいそうに萩風君・・・・
いま二人(?)がメイド服着せています。
何か見つけましたね。
『あれ?このペンダント』
『どれどれ・・・・・なるほど、バリアもすり抜ける理由が分かりました。このペンダントは強力な魔力が感じられるわね』
『没収ですか?』
『えぇ没収です、学長として』
学長だったんですか・・・・着させ終えましたね。
それにしても何故メイド服なんでしょうか・・・・
あ・・・・起きました。
『う〜〜ん・・・・え?なんだこれ?』
『メイド服ですけど』
『そ・・・それは分かるけど何で僕がメイド服着てるんだ』
『男の服だと萌えないから』
『いや・・・・僕男だし・・・・』
『男でも女装させて固めればそれでよし』
『はい?・・・・何言ってるんだが・・・・は!そういえば僕の後輩は・・・・』
『え?これのこと?』
『・・・・・・・』
萩風君呆然、何秒かぽかんとしてましたが
『大丈夫、すぐに固めてあげるから』
といきなりルルティアが冷凍光線を出しました。
その一言で気がつき。
『ぼ・・・僕になにを・・・・・』
萩風君は言い終える前に一瞬で凍りつきました。
何気にかわいいです・・・・っは私今私らしくないことを・・・
『かんせ〜い、少年もなかなか捨てたものじゃないわねぇ』
『でも少女の方がいいですね』
・・・・・私の立場って一体何だったのでしょうか、もしかしてただの説明役?
そのあと萩風君(まだ君付け)達は今までの記憶を消され、何事もなかったように日常生活を満喫していたそうです・・・・・ルルティアに固められるということを除いて・・・・
ちなみに萩風君はルルティアに飽きるまで無理矢理女装させられて固められたらしいです。
おわり(?)