作:灰音穂香
1 「きーょーいーちー!」
「ふにゃ!」
京一の背中に冷たい何かが乗っかっる。
それと同時に“ピキピキ”と京一の背中が青白く凍りついていく。
「今日は、わしの家に遊びに来るのじゃー☆」
そう言ったのは青い髪をツインテールにした身長130cm程の少女であった…。
白霜雪女(しらしもゆきめ)…学校内で京一の秘密を知る唯一の人物であり京一のクラスメイトである。
そして、任意の物を凍らされるという能力を持っていたりする。
「わかった…行く、行くからはなれて…じゃないと…」
言葉の途中で京一の口は青白い氷柱によって閉ざされた。
カチンコチンに京一は凍りついていた。
尻尾からは氷柱なんぞが生えたたりする訳である…。
でもって、余りの冷たさに瞳にも涙が溜った状態で凍りついていた。
2「京一…すまぬのぅ…」
でもって学校帰り、京一は雪女の家のリムジンに乗っていた。
白霜家は町内で有数の名家でかなりのお金持ちなのである。
「京一…主がなかなかワシの家に遊びに来ぬから寂しかったのじゃぞ…」
「あっ、ごめん…」
悲しそうにうつ向く雪女に謝る京一。
「じゃが…」
“むくり”と顔を上げニコニコと微笑む雪女…でもって、その手には何処から取り出したのか白のスクール水着と白の紐ビキニなんぞを持っていたりするわけである。
「さて…京一…今日はどっちにするかの…スクール水着か…それとも…ビキニか…」
「ちょ…」
「うぉっほん!」
雪女が京一を裸にひん剥こうとした瞬間、ガラス越しの運転席から咳払い…。
白霜家の執事であるセバスチャン(23歳・独身)である。
もちろん、彼も京一が男であることを知っている。
セバスチャンはやんわりと、雪女をたしなめる。
「お嬢様、ご学友の前でその様な事をなさっては犬原様にご迷惑がかかりますので…お屋敷についてからお願いします…。」
ほとんどの高級車がそうであるように車内から外の様子は見れるが、車の外からは内部が伺えないものである。
ではなぜセバスチャンはそんな事を言ったかと言うと理由は明確である。
彼の股間の物が…起ってしまうからである。
彼とて男である、子供とはいえあえぎ声を聞けば股間の物が反応してしまうのである。
だが、執事たるもの使えている主の前で欲情してはならないのである。
3さて…そんなセバスチャンの貞操と執事の威厳など気にせずに二人は白霜家に着くや否や雪女の部屋へ直行したのである。
でもって…
「雪女ちゃん…はっ、恥ずかしいよ…」
京一は白の紐ビキニを着せられていた。
「うぬ…似合っておるぞ☆」
顔を真っ赤にする京一とうれしさそうにする京一…。
紐ビキニは京一がいつも履いている女性用下着よりも強くペニスを締め付けに固く勃起し、トップス(ビキニの上の部分)が乳首に擦れてピンピンに張っていた。
「はっ、早く…プールに入ろう…」
雪女が京一が男である事を知っていたとしても勃起している事は余り悟られたくないのである…。
それに以前、姉から石化する事が気持ち良く感じる薬を投与されてから京一は固められる事に対して性的な快感を感じる様になってしまったのである。
さっき学校で雪女に凍らされた事で京一のペニスはいつ射精してもおかしくない程に張りつめていた。
がっ…
「待つが良い」
プールに向かおうとしていた京一の足が膝まで一瞬にして氷に包まれる。
「ふぁ…」
“ぴくん”
っ
とペニスが反応し先端から先走り汁が溢れ出た。
「わしは知っておるぞ…体が凍るのが気持ち良いのじゃろ…」
「そっ…そんなこと」
「嘘はいかぬぞ…帰りにわしがお主の背中を凍らせた時、お主…エロ汁で下着を濡らしておったろう…」
そう言って雪女は京一の後ろに周り込むとボトムス(ビキニの下の方)に手を入れ半分程皮を被ったペニスの皮をゆっくりっとバナナの皮を剥く様にゆっくりと下ろしていく。
「くすくす…ぐちょぐちょじゃ…」
「あっ…ああっ…」
先端の窪みを指で刺激しながら雪女は凍結を再開する。
「やっ…やめ…」
「安心するのじゃ、お主が射精したら全身を一瞬で凍らしてやるからのぅ…」
そういいながら雪女は器用に京一のペニスに先端から溢れ出くるジュースを塗りたくりながら扱き、プックリと膨らんだ乳首を水着の上から抓み刺激する。
足の凍結はと音を立てて一秒に一ミリ程の緩慢としたペースで京一に快楽を与えていく。
「ゆき…め…ちゃん」
故に京一は雪女に懇願する。
「はや…く…いか…せて…」
「よいぞじゃろう」
涙目で懇願する京一に答えるべく雪女はペニスを扱くスピードを早めた。
「ふぁぁぁっ!」
そして…京一は壁に手を付きペニスからおびただしい量の精液を出して凍りついた。
「やはり京一は可愛いのう…」
手にたっぷりと付いた精液を舐めながら雪女は凍結の余韻で“ピキピキ”と音を立て所々氷柱が垂れ下がった京一の氷像を見て満足そうに呟いた。