作:灰音穂香
「あっ、んっ、やん!」
少年‐ユーノ・スクライアは触手に捕われてHなあえぎ声をあげる。
遺跡の調査と発掘を生業とするスクライア族の一員であるユーノはとある遺跡を調査しに来たのだが…。
見事、トラップに引っ掛かり触手に全身をもてあそばれていた。
しかもこの触手、先端から淫催の効果があるガスを放出するらしくユーノは抵抗するどころが与えられる快楽の海に沈み込んでいた。
当たり前と言えば当たり前である…産まれてからあずっと遺跡の調査に夢中で性的な刺激には免疫が全く無いわけである。
「あんっ、やん、だめっ」
触手から滲み出る液体がユーノの着ている衣服を溶かしてゆく。
全裸になったユーノのまだ毛も生えていない…ペニスを執拗に撫で回す…。
「ふぁっ!やっ!」
始めて味わう性的な刺激に戸惑いつつもユーノはあえぐ。
だがユーノはまだ快楽と言う名の門の入り口に立っているだけだと言うことをこの後、直ぐに思い知る。
“ピシッ!”
そんな音と共にユーノの足が指先から少しづつ人の色を無くし…石に変わっていく…。
石化が進むと共にさっき、触手にもてあそばれていた時よりも強い快楽がユーノの背筋をゾクゾクと駆け下りていく。
「あっ…やっ…」
ユーノの中のいろいな物が溶けてしまいそうだった…気持ちが良すぎてスクライア族の仕事がどうでも良く感じられた。
「んあっ!」
より強い快楽にペニスの先端から何かが飛び出す。
(これが…しゃ精…)
始めて味わうしゃ精…知識では知っていたが実際に味わうのがこんなにも気持ちが良いなんてユーノは考えもしなかった。
(気持ちが良い…凄く…もう何も考えられない)
射精後の肉体の倦怠感と今自分が味わっている未知なる快楽…。
“ピシピシ”と音を立てて体が石に変わっていく…。
(もしも元に戻れたら…)
又、石になりたいな…。
そんな事を思いつつユーノは石化にその身を委ねた…。
おしまい?