作:粉々萌え
イジメ・・・ユルサナイヨ・・・・・・
・・・ユルサナイ・・・・・・・・
ケヒャケヒャケヒャケヒャケヒャケヒャケヒャケヒャ!!!!
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キーン コーン カーン コーン
チャイムが鳴る。
私は帰り支度をする。
「おい、氷雨・・・」
運悪く、声を掛けられる。
「お前、最近ちょっと・・・変じゃないか・・・?」
「・・・・・・・・・・何が・・・」
ウザい。いや、この男が悪いのではないが・・・
「お前さ、愛嬌ねえよ。最近。」
「・・・・・・・・・悪かったわね」
彼の言うことに間違いはなかったが、気に障った。
私はとっとと帰り支度を終え、教室をでる。
「おっ…おい!待てよ!!」
知るか。私なんかほっとけ。
「待てって!!」
「・・・・・・はぁっ、はぁっ・・・」
追いつかれた。
「さっきは言い方悪かったけどよ・・・お前元気ねえなっつーことよ・・・。」
「・・・ふーん」
「・・・なんか・・・あったか・・・?」
私はクラスメートから虐めを受けている。
暴行も受けたし、変な写真も撮られた。
それをばら撒かれるのは耐えられない。
だから、こいつには言わない。
こいつはお節介だ。
余計なことするんだ。
だから、言わない。打ち明けない。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・言いたくないなら、言わなくていいよ。・・・でも、俺にできることなら、なんでもするから・・・さ。困ったことあったら、言えな・・・。」
「わかった・・・。」
嘘だ。
「・・・なぁ、最近うちの学生、消えてるのな。」
・・・・・・・?
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翌日。
「ひ〜さ〜め!!」
きた。
「今日もウチ来ない〜?」
私は学校の通学路で3人の馬鹿女に囲まれる。
私は一人では彼女らに抗えず、学校に着くことはなかった。
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学校。
今日、氷雨は学校に来なかった。絶対何かある。
「ねえ、貴沙。」
「ん?どうした、あゆ。」
「・・・また、消えたって・・・」
「消えた・・・??」
「今までと同じ。2組のるりちゃん虐めてた日向早苗だって。」
「・・・・やっぱ・・・呪い・・・か」
「5年前に虐め殺された・・・ヤミちゃんの・・・?」
「そうとしか・・・きっと虐めが許せないんだ・・・」
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「っあうぅっ・・・!!」
ドサッ!!!
「ここ・・・どこ・・・??」
私は散々嬲られた挙げ句、真っ暗な竹林に連れて来られた。
「ここはガッコの裏の林でーす!!」
三人のリーダー、玲が言う。
いつ見てもすげえ巨乳。そんでいかにもドS顔・・・例えるならサキュバス・・・
「うふふふふ・・・ここなら思い切って嬲れるわ〜」
こいつは普段大人しい可憐な少女の振りをしている麻紀。
おかっぱで優しそうな目・・・
しかし裏の顔は半端じゃない悪女だ・・・
正直私も驚いた。
「よぉし、んじゃ最初誰から殴る〜〜?」
ショートカットで体育会系の優奈。
酷いことをあっさりと言うのが特徴。
そして彼女らこそが私を虐める三人。
私はその後、数十分にわたって嬲られ続けた。
もう・・・駄目かも・・・
「おい、そこで何やってんだ。お前ら・・・」
・・・
「・・・!!氷雨!??」
「チッ・・・!!」
「ん・・・・貴沙・・・・?」
お節介が来た。
「くそ、撤退だ!!」
たたたたたたた・・・・・
「おい!待て、お前ら!!!」
追いかけていく貴沙。
ばたばたばたばたばたばたばた!!!!!
「待てっ・・・おい・・・・・・・・・・
ん・・・? ぅ・・・うわああぁぁああ!!!」
なんだ・・・どうしたんだ・・・貴沙・・・
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三人が、急に俺の視界から消える。
なんだ・・・いったい何が起こって・・・・・・
「ぅ・・・うわああぁぁああ!!!」
三人は宙に浮いている。
「ちょ・・・なによこれ・・・」
「きゃあああああああああああああああああああ!!!!」
三人の奥に、少女がいた・・・
ミテタヨ・・・・・・
オマエラ・・・・
イ マ マ デ ズ ッ ト
ミタ
ミテタヨ!!!!!
ミテタヨオマエラノ罪スベテ!!!!!
きゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!!!!!!!!!!
ぐおぁぁ!!!!!!
「いやぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!」
三人は逆さ吊りにされ、パンツ丸見えの情けない姿のまま
石 化 し て ゆ く ・ ・ ・
ビキビキビキビキ・・・・
「ああああああ!!なにこれ!!!!」
「なによ〜〜〜〜〜〜!なんなの〜〜〜〜〜!!!!!」
「ヤダ〜〜!!死にたくない〜〜〜!!!」
ビキビキビキビキ・・・・
そして体全域が石化し切る。
それを見届けた少女の霊は、
手を上から下に思い切り振り、
石化した三人を地面に向けて落下させる。
ガッシャーーーーーーーーン!!!!!
けたたましい音を立て、いとも簡単に粉々に砕け散る三人の少女。
これがニンゲンであったとなど、信じ難いほどに木端微塵に・・・
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「よう、氷雨。」
「お早う!貴沙!!!」
私は笑顔で応えた。
本当に機嫌が良かったから。
「ありがとね、助けてくれて。」
「いや、俺にできたのはあの場を収めるだけで・・・・
本当の意味でお前を救ったのは・・・」
「ん?」
「ヤミちゃん・・・だ」
「ん?・・・なーにそれ!」
「む。馬鹿にしてんだろ」
「あははははは♪」
今日は気分がいい。