危険な学園

作:Rui


山奥に有る全寮制の女子高等学園、エルフィナ女学園

季節は春、新入生が入る季節で有る

入学式が終わり、入寮式が終わり、新入生達の新しい生活が始まってから、
一か月が経ったある日

「美術準備室の怪?」
寮は1室に2人ないし3人
その3人部屋の住人の一人、ハルが口を開いた
ハルの言葉に疑問に思うルームメイトで有るユウと七夜
「うん。何でも毎年行方不明の生徒出るって、先輩が言ってた。」
「先輩って、どの先輩?」
ユウが問い掛ける
「えっとね、美術部の楓先輩。」
ハルの言葉に考えるユウと七夜
「ねぇ、行ってみようよ。真相を確かめに。」
「ごめん、遠慮しとく。」
「私も。」
ユウ・七夜と拒否の言葉を出す
「む〜。良いもん、私一人で行って来るから。」
そう言うと部屋を出ていくハル

翌朝

起きてベッドを確認する七夜
「ユウ、ハル。帰って来てない。」
七夜の言葉にハルのベッドを確認するユウ
「本当だ。・・・仕方ない。夜の点呼終わったら行ってみよう。」
ユウの言葉に頷く七夜

夜11時

ハルが居ないが、何とか点呼をやり過ごしたユウと七夜
「行こう、七夜。」
ユウの言葉に頷く七夜

懐中電灯を手に寮監に気を付け、実習棟の美術室迄やって来た

美術室

入口から室内を懐中電灯で照らして見る2人
「・・・特に、何も無いね。」
「うん。」
ユウの言葉に頷く七夜
ふと奥に何かを見る七夜
「ユウ、奥。何か動いた。」
「えっ?奥って、美術準備室だよね?」
ユウの言葉に頷く七夜
「・・・七夜、行くよ。」
「う、うん。」
七夜の返事を聞くと奥へと進み準備室の扉の前に立つユウと七夜
「開けるよ。」
ユウの言葉にただ頷く七夜
ドアを開け中に入り懐中電灯を使い部屋の中を見ると「人」を見つける
驚くユウと七夜だが、それが人形だと解ると落ち着く
「何でこんな所にマネキンが?」
「ユウ。良く見ると、ハルに似てる。」
「えっ?」
七夜の言葉にマネキンを良く見るユウ
服装こそ、何処で買ったのか、ドレスを着ていたが顔を良くみるとハルそっくりで有った
「確かに、ハルそっくり。けど、ハルが居ない。」
ユウがそう言うと同時に懐中電灯が突然切れる
月の光も差し込まず、真っ暗になる美術準備室
「ユウ、落ち着いて!」
咄嗟にユウをなだめる七夜
だが、ユウの声が聞こえて来ない
「・・・ユウ?」
疑問に思い手探りでユウの居た方向に進む
4・5歩進んだ所で「何か」に当たる七夜
顔を見るとユウそっくりのマネキン
手には懐中電灯だが、服装はメイド服と呼ばれる服を着ていた
「ユウ?」
疑問の声を出す七夜
―困った娘ね―
ふと何処からか女性の声が聞こえる
その声を聞き1人の名前を口に出す七夜
「黒月、先生?」
―正解。全く、興味本位で来て。あれ程近寄るなと言っておいたのに―
暗闇から声が聞こえるが、聞こえる方向が定まらない七夜
「まさか、ハルとユウは?」
―正解。今そこに有るマネキンに変えてあげたの。そして、貴女も―
その言葉の直後首筋に何かを感じる七夜
「痛!」
―さぁ、これで貴女も仲間入り。服は、そうね。魔法使いかしら?―
その言葉にパジャマから変化し、魔法使いの格好に変わる七夜
―さぁ、そのままマネキンに変わりなさい―
黒月と呼ばれた声の主の言葉にマネキンに変わる七夜

翌日以降3人が最初から居なかったかのようになっていた

そして空き部屋となった部屋に外部からの転校生が2人やって来た
それを見ながら口を開く黒月
「フフッ、また新しい娘が来たわね。」
そう言うとニヤリと笑う黒月
「貴女達も変えてあげるわ。」



―――キレイナキレイナマネキンニ―


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