作:ヴリトラ
雪降る深夜のとある高校、警備員もだれもいない高校の物理室の大きな机の上で一人のショートカットの髪の少女が生まれたままの姿で仰向けになっていた。
呼吸で生きていることを証明している以外は微動だにしなかった。正確に言うと、動けなかった。
彼女の名前は早瀬美奈子、元気で活発な17歳の高校生、スタイルも良く、かわいい部類に入り、高校では人気者だった。
(身体が・・・動かない・・・)
喋ることもできない美奈子の傍らに、一人の少年が夜の闇から現れた。
彼は中島翔、美奈子の同級生、学校では影が薄いが、美奈子とはそれなりに面識があった。
放課後、翔に呼ばれた美奈子は言われた通りに物理室に向かい、部屋に入った直後に意識を失わされたのだ。意識が戻ると、この状況だった。
「薬は効いてるみたいだね・・・」
(中島くん・・・なんでこんな事するの・・・?)
そう思う美奈子の思考を読み取ったかの様に、翔は美奈子の白い肌をなぞり、言った。
「早瀬さん・・・いや、美奈子ちゃん・・・僕は君がずっと好きだった・・・ずっと君を傍において置きたいと思っていた・・・」
(えっ!そ、そんな・・・あ、あたしだって、そ、そんなに中島くんの事・・・嫌いじゃないのに・・・んっ、なぞらないで、くすぐったい・・・///)
「やっとそれができる・・・美奈子ちゃん・・・ずっと傍においてあげるからね・・・」
そう言うと翔は美奈子をお姫様抱っこして、屋上へと向かった。そして、屋上に辿り着くなり、雪の積もった屋上に動けない全裸の美奈子を立たせ、股をわずかに広げた棒立ちの姿勢を変えた。
(や、やめて!何するの?!)
「あとはこれを飲ませて・・・」
そして翔は美奈子の口に媚薬を流し込み、微笑む表情にした。
(い、今何飲ませたの?そ、それに寒い・・・こんな所にずっといたら凍っちゃう・・・)
「せめて物になってからもずっと気持ちいいようにしてあげないとね」
翔の言葉に美奈子は驚愕した。
(ええっ!そ、それってここで凍れってこと?!)
美奈子は表情とは裏腹に焦りを感じていた。
(い、嫌!お願いやめて!こ、凍るなんて・・・ァアレッ?な、なんか身体が・・・へ、変に・・・)
媚薬の効果が現れたのか、美奈子の身体に得も言われぬ快感が全身を駆け巡った。
(あ、ああっ、あああぁぁぁ・・・・あっ、んっ、んんっ、な、何これ・・・?な、何か・・・き、気持ちいい・・・)
そして、翔は美奈子の秘所に、バイブを落ちないくらいに突き刺し、電源を入れ、美奈子の耳元で囁いた。
「朝になったら迎えに行くから・・・そしたらずっと一緒にいてあげるね」
そして翔は美奈子にキスをし、舌を絡ませ、しばらくして屋上を出た。
取り残された美奈子はバイブの振動に快楽を感じ続け、登り続けていた。
(んっ、んんっ、んああっ!あっ、ああああっ!ああああっ!あ、あげる!こ、心も!身体も!ぜ、全部あなたにあげるうぅぅぅ!だ、だからあぁぁぁ!イ、イカせてぇ!ず、ずっと、き、気持ちよくぅぅぅぅぅ!あっ!あっ!あっ!ああああああっ!ア、アソコが!なんかム、ムズムズ、してぇ!と、止ま、らないよぉぉぉ!こ、壊れちゃうぅぅ!んっ、んああっ、あっ、あっ、あああああああっ!!)
雪降る夜の中、美奈子は快楽の頂点に向かった・・・
翌朝・・・
翔が屋上に行くと、氷像となった美奈子が微笑の表情で佇んでいた。筋肉のついた細く、綺麗な脚、無毛の股間、年相応の胸、かわいいと称された整った顔立ち、全てが人の色を残さず、青白く染まっていた。
表情も昨夜、無理矢理作った微笑と違い、微笑みの中にたまらない快楽による恍惚感が隠しもせずにその微笑みに混じり、大きく綺麗な瞳も光を失い、生気と理性は欠片も見られなかった。
その、美しいの一言ではかたずけられない姿からは、翔に全てを捧げたと言うのが言葉で発せられなくても、すぐに理解できた。まさに美の象徴と言っても過言ではない美しさを醸し出していた。
ふと気づいて見ると、秘所に突き刺しておいたバイブはそこになく、美奈子の足元に転がっていた。恐らく絶頂に達した際に溢れ出た尋常ならざる愛液の濁流に耐え切れず、押し戻されてしまったのだろう。
「綺麗だよ美奈子ちゃん・・・この時をずっと待ち望んでいた・・・」
そう言い、翔は氷像の美奈子に歩み寄り、秘所に指を入れ、グリグリと愛撫すると、氷像の美奈子はグラグラと揺れ始め、直ぐに秘所から冷たい愛液をブシュッ、ブシュッ、と洪水のように流した。
「ずっと絶頂のまま感じてるんだね・・・嬉しい?大丈夫・・・これからはずっと一緒だよ・・・」
愛する氷像の乙女に語りかける翔の言葉に快楽と喜びで応えるように、氷像の乙女は全てを捧げた少年の前で愛液を流し続けた。これから始まる彼との永遠の時を祝福する様に・・・